「アメリカン・ギャングスター」試写会、感想。 [映画鑑賞録]
これは、デンゼル・ワシントンにアカデミー賞(開催危ぶまれていますが)主演男優賞ノミネート確実でしょ。
この人は、存在感に「品格」が漂っているのですよね、兎に角、格好いい、だけじゃない、風格が安定感を映画に与えています。
で、肝心の映画の出来も、素晴らしいと、2時間34分と長尺ですけど、それを感じさせない良作、100点満点中87点あげちゃいます。
ラッセル・クロウも「プロヴァンスの贈り物」だっけ? リドリー・スコットはあんな甘ったるい映画で彼を配役するんじゃなくて、こういうハードな刑事役がやっぱり似合います、「LAコンフィデンシャル」のイメージと重なり、麻薬捜査官、4分の3が汚職に手を染めていたって最後に流れますけど、それだけの相手をするタフガイってイメージにぴったりかと。
上映時間は長いですけど、かなり濃密な出来です。
ワンショットワンショットが、昨日汐留で観た、「東京少年」とは雲泥の差、観ていて飽きない出来です。
実話、絶妙な配役、見事なストーリーテリング、オスカーは作品賞にもノミネートされそうな感じ、実に見応えありました。
お勧め度★★★★☆です。 正確には4.75点で。
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