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「明日への遺言」ブロガー限定試写会、感想。 [映画鑑賞録]

「博士の愛した数式」に引き続き制作された映画は、今回は一個人に焦点を当てた法廷劇。

こういうベースとなった作品はNHKの「その時歴史が動いた」で特集を組んで放送して欲しいですね。 自分も映画を観るまではこのような人物がいたことは知りませんでしたから。

しかし、内容的に、法廷劇なので、作風が地味と言ってしまえばそれまでで、展開は極めて静かです。

けど、そこで、藤田まこと演じる岡田資中将その人をしっかり人柄等を演出していたのは、絞首刑からの減刑をマッカーサー以外、求めた人望厚いパーソナリティをきっちり描いていたのは好感が持てました。 戦後、こういう人もいたんだよ、若者よ、この事実を知るべし、と。

映画終了後、一時間の小泉堯史監督とのティーチ・イン、この映画の事前情報を仕入れていなかった自分は、おいそれと、質問できず、でも、応募時に書いた監督に聞いてみたい事を読まれ、映画鑑賞後はテンション低めなので、まともにそれ以外の質問が出来ず撃沈。

観客の方に81歳の方がいらっしゃってコアな質問も出たり、この原作を読んだ方とかの話とか、それなりに充実した、ティーチ・インでした。 流石に監督がいると、その映画に対しての深みが更に増しますね。 普通のイイノホール辺りの試写会だったら、お尻痛いだけで終わってしまいますし。

内容が無い、軽い映画ばかり観ていたので、こう言う重みのある映画も偶には宜しいかと、自分的には。

因みに、会場のアスミック・エース試写室は初めてでしたけど、視聴環境は良好でした。 ちょっと迷いましたけど。


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「ペネロピ」試写会、感想、 [映画鑑賞録]

うーん、導入部の掴みから失敗している感じ。 全体的に退屈な映画に仕上がっています。

設定自体はまあまあ斬新だけど、それを生かし切っていない脚本力の欠如が目立ちました。

ぶっちゃけ、失敗作?かと、この映画に及第点はあげられませんね。

最初、何であの程度で吃驚するのかと、最初の突っ込み。そしてそのギャグが寒い、頑張ってます感は伝わりますけど、笑えない。 吃驚するならもっとおぞましいクリーチャーっぽく仕上げないと。 それか観客に敢えてペネロピの全貌を見せないとかね。

あと、中盤ペネロピが家出する過程、そして其処で出会う人達が、うーん、演出がイマイチで乗り切れない。 もう一捻り欲しかった感じ。

オチも執事?の彼くらいで、ふーん、な、サプライズ皆無状態。

今回もつまらん!この映画はつまらん!でがっくしです…

折角のクリスティーナ・リッチ、その個性を生かし切っていない感じで残念でした。

★☆☆☆☆ 正確には0.75で。


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「犬と私の10の約束」ブロガー限定試写会、感想。 [映画鑑賞録]

まず、重い、深刻な、深い内容の映画では無いです。 とある家庭と一匹の犬との交流を描いた映画です。 なので、構えて観に行く映画ではないですね。 「時間潰しに何かねぇかな?」で、金券ショップでチケット買って観に行く映画かと。

この映画、出演者が、多彩です。

ピエール瀧はもう、肩書きは役者でいいんじゃね? 三丁目にも出ていたし。

加瀬亮は「それでもボクはやっていない」のイメージが強いですが、最近だと、「オリオン座からの招待状」でしょうか? ぼちぼち出演していますね。

あと、福田麻由子は「Little DJ 小さな恋の物語」で印象的なヒロイン役を演じ、今回は、田中麗奈の子供時代を演じていました。

豊川悦司も出演、役柄的には彼には珍しくライトな役。 特に冒頭。

あと、高島礼子とか布施明とか池脇千鶴とか、こうして並べてみると結構豪華。

でも、映画は、軽いノリです。

人によってはラスト、ホロリとするかな? 犬が好きな人にはお勧めです。


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今秋公開「フライング・ラビッツ」試写会、感想。 [映画鑑賞録]

本日、午後に東映試写室で鑑賞しました。

えー つまんなかったです('A`) 典型的な駄目なつまらない邦画でした… 今秋公開とのことですけど、このままお蔵入りさせた方が宜しいかと。

JALのCAがバスケをやる、その姿を描いた映画ですけど、兎に角、脚本がつまんない、低級テレビドラマ並みの出来に眠くなる眠くなる。

周囲は「こういう映画作るんだけど」って言った時点で周囲の誰かが「いや、つまんない設定だから止めた方がいいんじゃね」とか阻止できなかったのかと。

大コケ確実、赤字出すだけ、最近の東映は「茶々」とかすんげぇ眠い映画ばかり作っているような。

上映終了後に、アンケートと座談会、皆さん、この映画に肯定的な意見を言う人誰一人いなかったです… これじゃ、ケータイ小説の「恋空」の二番煎じでも作って、女子高生から金を吸い取った方がマシ。 どれだけ映画が低級とかネットで叩かれても、興行収入を取れなきゃ意味無いし。

監督に、「良質な映画を作るぞ!」って気概も感じなかったし、惰性で取り敢えず作業的に作りました。な印象しか受けませんでした。 だったら徹底的に「恋空」的に媚びまくった映画でも作って会社の為になれば、そもそも、赤字を出しちゃアカンよ。

うーん、自分だったら、どんなに低俗でも、「取り敢えず儲ける」事を念頭に考えるよ。

秋頃に「フライング・ラビッツ」って映画を見掛けたら、迷わずスルーすることをお勧めします。

後に残るは、著しい脱力感だけ、「かつて、ノルマンディーで」とか連続してハズレに遭うと、試写会に観に行く気力が無くなる…


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「かつて、ノルマンディーで」試写会、感想。 [映画鑑賞録]

一言だけ、

凄く、どうしようもなく、つまらない映画でした。

だけじゃ、寂しいので、軽く感想を。

東京FMホールは初めての会場だったので早めに出発。 ぷち迷いましたが、無事現地到着、既に初老の人二名が到着済み、並び方が分からず、ここら辺で良いですか?と聞いて、座って待つ、しかし、其処は皇居のお堀の真横、風がびゅーびゅー吹いて寒い寒い!

建物の中に入れてくれないと、並んでいた人が愚痴ってましたけど、正にその通り、辛い。

6時頃、漸く中に入れてくれて、並んでいたら、本日の同伴者様と合流、ぷちトークの後、開場、さぁ、どんな会場かな?と初東京FMホールに期待を込めて入ったら、何じゃここは!な、体育館か?な設備に唖然… パイプ椅子が並べられ、スクリーンは小さめ、つか、これはホームシアターレベルじゃ?なチープさに第一次ぐったりモードに。

取り敢えず「フラットな床だから字幕が見えないかも?」と席は先頭の真ん中をキープ、再度同伴者様とぷちトークの後、予告編、本編上映開始。

えーと、これは監督の自己満足映画でしょうか? つまらん! この映画はつまらん! な展開に瞼を時々閉じつつ鑑賞。

苦痛の2時間でした。 なんやねん!この映画は! 金を払って見せる映画じゃねーぞ! 待ち時間の苦痛に耐えた、あと最後までこのダメ映画を見続けた時間を返せと。

昨日の「アメリカン・ギャングスター」って凄く激しくエンターティメントしていた映画を観た後だから尚更に無性に腹立たしく。

出来は100点満点中17点です。 豚の解体シーンだけが印象的と言うかグロかったので、あとは、もう、今年ワーストワンな出来です。同じ駄作の「東京少年」なんて可愛い可愛い堀北真希可愛い、兎に角、酷い映画でした…

帰路に付く頃には、第二次ぐったりモードへ、もう、試写会は、昨日のようなアタリもあれば、今日みたいなハズレもある訳で、ホント、今日こそ、そのギャンブル感覚を痛感した日はないです。

がっくり_| ̄|○


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「アメリカン・ギャングスター」試写会、感想。 [映画鑑賞録]

これは、デンゼル・ワシントンにアカデミー賞(開催危ぶまれていますが)主演男優賞ノミネート確実でしょ。

この人は、存在感に「品格」が漂っているのですよね、兎に角、格好いい、だけじゃない、風格が安定感を映画に与えています。

で、肝心の映画の出来も、素晴らしいと、2時間34分と長尺ですけど、それを感じさせない良作、100点満点中87点あげちゃいます。

ラッセル・クロウも「プロヴァンスの贈り物」だっけ? リドリー・スコットはあんな甘ったるい映画で彼を配役するんじゃなくて、こういうハードな刑事役がやっぱり似合います、「LAコンフィデンシャル」のイメージと重なり、麻薬捜査官、4分の3が汚職に手を染めていたって最後に流れますけど、それだけの相手をするタフガイってイメージにぴったりかと。

上映時間は長いですけど、かなり濃密な出来です。

ワンショットワンショットが、昨日汐留で観た、「東京少年」とは雲泥の差、観ていて飽きない出来です。 

実話、絶妙な配役、見事なストーリーテリング、オスカーは作品賞にもノミネートされそうな感じ、実に見応えありました。

お勧め度★★★★☆です。 正確には4.75点で。


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「東京少年」完成披露試写会、感想。 [映画鑑賞録]

お話は、乖離症状の少女の恋物語。

だけでは、アレなので、ぷち状況説明を。

会場は都内で一番の座り心地の椅子を有するスペースFS汐留、登壇したのは、主役の堀北真希と相手役の少年、監督、長い名前のプロデューサーの4名、プラス司会はBS-iのアナウンサー。

一応設定は八王子らしいですが、ロケ地は山梨県? 監督は何故か口を濁していましたが、エンドロールで多分其処かと。

「二重人格」って表現の方が世間的にポピュラー?なので 乖離って表現は劇中一カ所だけです。 その辺は二つの人格を感覚的に巧く演じていましたね、堀北真希は、合格点。

じゃ、映画的に出来が良いかと問われると、否です。 うーん、脚本力が不足している感じ、同じ冬のロケーション「包帯クラブ」とは雲泥の差ですね。 ぶっちゃけ、つまらないと言われても仕方ないかと。

舞台挨拶が一通り終わって、報道陣のスチール撮影の前に、「魔法のiらんど」で募集したコンテストの表彰式が。 ラブレターか何かだったと思います。 賞を受賞した人は14歳、遠方の地故、来られないとの事だったのでアナが欠席文を代読していました。

役者陣は頑張っている感じでしたが、いかんせん、脚本の出来が、イマイチ、なので、映画としては100点満点中49点て感じでしょうか? 編集は頑張っている感じでしたけど、上記の通り脚本がダメなので、意味無し、無駄な努力、貴方の努力は報われませんでした、はい、残念、みたいな。

椅子の座り心地が悪ければ、疲労感いっぱいになる映画かと、典型的、駄目な邦画の見本です。

50円だったら観ても良いけど、1800円だったら金と時間を返せです。

ま、生で堀北真希を見られたので良しとします。


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「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」試写会、感想。 [映画鑑賞録]

九段会館での上映、いつもより少し遅めの現地到着でしたが、一番乗りでした。 暫し待っていたら、本日の同伴者様到着、バナナとパンの差し入れを頂く、ありがたや(-人-)

顔見知りの人に名と合流後、入場、いつもの通り最前列を確保。

肝心の映画の出来ですが、うーん、一般受けはしない原作を極力普通の人にも楽しめるよう脚本を書いた苦労が伺えました。

ぶっちゃけ、映画として面白いとは思えないですけど、僅かに主人公にシンパシーは感じたような、感じないような。

原作が原作だけに、映画化の過程で苦労している感を受け、でも、その甲斐あって、全体的な映画の破綻はなかったですね。

伝えたいことが、イマイチ伝わらなかったかな? その辺は不完全燃焼でした。

まぁ、普通の邦画、典型的な邦画、として観れば、試写会だったらお金も払わずに良いかなと。 お金1800円払って観ると金返せです。

上映終了後、マックでマイミクの友達さんとぷちトーク、合計5人。

歓談の後、解散。

この映画に点数付けるなら、100点満点中58点かな? 邦画特有のチープ感は感じませんでしたから、その点は評価できるかなと。 もっと主人公の後ろ向き感を表現できれば評価も変わっていたかもです。


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「ウォーター・ホース」試写会、感想。 [映画鑑賞録]

今年初めての試写会。

出来は無難な作り、ストーリーテリングに破綻はみられませんし、安心して観られる、佳作かと。

スコットランドの景色が綺麗でしたね。それに合わせてCGも丁寧に作られ巧く溶け込んでいました。

今じゃ、人とCGの合成なぞ当たり前ですけど、現場じゃ結構大変だろうなぁと、各シーンを観つつ感じたり。

最後はほろりとさせて、ジ・エンド。 悪くはない出来です。 時代背景は第二次世界大戦中のイギリス、スコットランドの片田舎の出来事。 そこで、一度おぼれかけて水恐怖症になった少年、父は戦争に行って、帰らぬ人に、それを知らされていない少年は、父の帰りを心から待っている。 偶然浜辺で見掛けた大きな卵。 放っておいたら割って中からネッシーが出てくる。どんどん大きくなり、仕方なくネス湖に放す。 しかし、ドイツ潜水艦の駆逐のために設置された砲台から砲撃を喰らい、人間不信になる。

何か、「河童のクゥと夏休み」っぽいですけど、観終わったあと既視感を感じたのはその所為かと。 勿論「河童のクゥと夏休み」の方が作品の出来は数段上ですが。

でも、悪くはないですよ、全体的に展開に破綻は見られず、そつなくまとまっている感じです。

今年初めての試写会にしては良いスタートを切れました。って思える出来です。


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クリスマス特別試写会 MET ライブビューイング 第一作 グノー 「ロミオとジュリエット」 [映画鑑賞録]

MET(メトロポリタンオペラ歌劇場)での舞台をHD撮影してシネコンで流す試み。 今回はロミオとジュリエット。

上映前に松竹の代表取締役社長からの挨拶が。 何でこんな偉い人が来たのか不明。

劇中語は、英語でも聞き取れないのにフランス語、訳分からん。しかし、下に字幕が。

特筆すべきはその画質。 最近ではバイオハザード3で4Kデジタル上映されましたが、それに匹敵するクオリティ。 役者の肌の質感まで再現されたその画質は劇中への没入感を高めます。

指揮を執ったのは前日にオペラで舞台役者だった人、指揮もこなせて器用な人です。

ゴンゾのアニメで放送されていた「ロミジュリ」とは別物です。だから、オチもお約束。ストーリーテリングは徹底的に予定調和です。 故、MTEの交響楽団の演奏と、役者の声を嗜むのがこの映画を観る作法かと。

映画のスクリーンなのに、オペラを堪能した気分になるのは、やはりその画質かと思われ。 ムービーカメラの進化を感じると同時に、フィルム媒体の衰退を感じました。

これだけのテクノロジーを観ると、そろそろ、映写技師なんて居なくなるかもですね。


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